お笑いコンビ「ＥＸＩＴ」（りんたろー。と兼近大樹）が選挙特番のメインキャスターに初挑戦する。９日のニュース番組「ＡＢＥＭＡ　Ｐｒｉｍｅ」で７月１０日に生放送予定の「参議院議員選挙特別番組」のＭＣ就任が発表された。

　りんたろー。は「ぼくらでいいのかって気持ちはあるんですけど、やる意味があるのかなと思うんで一生懸命やりたい」と意気込み。兼近は「選挙といえばＥＸＩＴ。爆笑問題・太田さんを超える炎上をしたいなと思います」とジョークを飛ばしつつ、「いろんな勉強しながらテキトーにやってやろうかなと思います」と話した。

　番組では６０代以上が選挙において社会保障を重視する一方で３０代以下は経済・雇用を重視しているというデータを提示。これにりんたろー。は「コロナのとき、下の世代が見えてるのかなってのがあったんで、寄り添ってくれるのがあればな」と期待を込めた。

　お笑い芸人の選挙特番で思い出されるのは昨年１０月の衆院総選挙だ。１０月３１日に放送されたＴＢＳ系「選挙の日２０２１　太田光と問う！私たちのミライ」で司会を務めた爆笑問題・太田光は選挙区で落選した甘利明氏に対し「ご愁傷さまでした」と発言。二階俊博氏には「いつまで政治家続けるつもりですか？」と質問するなど大炎上した。

　比例代表は著名人候補の乱打戦の気配だ。毎回、芸能・スポーツ界から〝大物新人〟を擁立してきた自民党は、元おニャン子クラブの生稲晃子氏、「ラブひな」の代表作がある漫画家の赤松健氏らに白羽の矢を立てた。

　野党も〝大物〟を投入する。日本維新の会は元プロ野球選手でスポーツライターの青島健太氏、元都知事で作家の猪瀬直樹氏、歌手で俳優の中条きよし氏、元マラソン選手で元熊本県議の松野明美氏。れいわ新選組は「浅草キッド」の水道橋博士氏、ＮＨＫ党は芸能界の裏側を暴露しているガーシーこと東谷義和氏のほか、ニコニコ生放送の人気配信主である横山緑こと久保田学氏らを擁立した。

東スポWeb
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